チャットボットはノーコード(プログラミングなし)で導入可能?おすすめツールもご紹介

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接客や問い合わせ対応の窓口の一つとして、注目を浴びているチャットボット。

チャットボットの構築には、時間もコストもかかるイメージがあるでしょう。プログラミングが必要で気軽には導入できない、というイメージを持っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

近年、チャットボット市場の拡大にともない専用のツールは増え、選択肢も広がってきました。一言でチャットボットのツールといっても、その種類や特徴はさまざまです。

今回は、中でも導入における技術面でよくある悩みを解決する、ノーコード(プログラミングなし)での導入や、導入するうえでおすすめのツールをご紹介していきます。

この記事の目次

    チャットボットの浸透

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    株式会社矢野経済研究所が2018年に実施した調査(※)では、チャットボットの市場規模は2017年時点では11億円、その後も右肩上がりで推移し、5年後の2022年にはおよそ10倍以上の132億円という規模にまで成長するということが明らかになりました。

    働き方改革も、市場規模の拡大に大きな影響を与えています。接客対応に限らず、社内で発生するさまざまな問い合わせ対応にもチャットボットが活用される傾向が見られてきました。

    これらのデータからわかることは、今後もチャットボットの普及スピードは上昇し、チャットボットが日常の中に溶け込む存在に変わっていく、大きな可能性を秘めているということです。

    今でこそチャットボットは「新しいもの」という感覚がありますが、ものの数年後には、チャットボットでの問い合わせ対応は、今の電話やメールのように普通のものとなっていくことでしょう。

    (※)対話型AIシステム市場に関する調査を実施(2018年)|矢野経済研究所

    チャットボットの活用場面

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    問い合わせツールの一つとして、急成長しているチャットボットですが、実際にその力を発揮し活用できるのはどのような場面でしょうか?

    一つずつ見ていきましょう。

    カスタマーサポート

    最も多く活用されているのは、製品やサービスを利用しているユーザーから寄せられる問い合わせ対応を、チャットボットが担うというケースです。

    従来は、ユーザーと企業をつなぐツールは、電話やメールが主流でした。しかし、近年の働き方改革による流れもあり、カスタマーサポートにおいては、より効率的な対応が求められるようになったのです。

    電話は一人で一度に対応できる数が限られているうえ、メールではコミュニケーションが難しく対応や解決に時間がかかるケースも少なくありません。一方、チャットボットであればリアルタイムで、同時に複数のユーザーに対応しながら、スムーズな解決につなげることができます。

    営業・接客

    製品やサービスの導入を検討している段階で最もよく見られるのが、機能を紹介するウェブサイトです。ここにチャットボットを設置することで、導入前の問い合わせにチャットボットが対応できるようになり、いわゆるWebでの接客対応ができるようになるのです。

    電話やメールでの問い合わせはハードルが高いと感じるユーザーも少なくありません。その点でチャットボットなら、質問文を入力するだけで気軽に回答を得られるため、ユーザーの満足度が高まることで購買の促進効果を期待できるといわれています。

    顧客の獲得において、ウェブサイトという切り口を重要視する企業が増えていることから、チャットボットによる接客のWeb化は今後もさらに進んでいくことが予想されます。

    社内ヘルプデスク

    チャットボットといえば、先にご紹介したカスタマーサポートや、Web接客で活用されるイメージが広く認識されているでしょう。

    しかし、実際にはこのような対顧客という面だけではなく、「社内ヘルプデスク」での活用が拡大している点も見逃せません。

    社内には、企業の根幹を担う人事・総務、経理、労務といったバックオフィスの部門が多数あります。日常の業務に加えて、社内の手続きやトラブルに関する問い合わせが寄せられるため業務が逼迫しがちで、効率化が求められているケースが多くあります。

    そのような中でチャットボットを活用することで、社内のよくある問い合わせ対応をチャットボットに任せ、本来の業務に集中できるようになるという点から、社内ヘルプデスク向けにチャットボットを導入する企業も増えているのです。

    チャットボットはノーコードで導入できる?

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    このようにさまざまなシーンでの課題解決のために利用が広がっているチャットボットですが、近年、ノーコード(プログラミングなし)で簡単にチャットボットを作成できるツールが増えています。

    チャットボットというと、開発担当の手で一から環境の構築やコードの作成が必要といった、高い技術力が求められるイメージもあるかもしれません。しかし、チャットボットの活用が広がるにつれて、より気軽に導入できるツールも増えてきているのです。

    ここからは、ノーコードでチャットボットを作成できるツールのメリット、デメリットについて詳しく見ていきましょう。

    ノーコードツールのメリット

    ノーコードツールを利用するメリットには、主に以下の点が考えられます。

    • プログラミングの技術をもった開発担当者がいなくても運用できる
    • チャットボットを一から開発する必要がなく、運用開始までの時間を短くできる(別途、ルール設定や、FAQの登録は必要)
    • サーバーの維持・管理コストが不要

    ノーコードであれば、システムを一から開発する必要がなく、技術的な担当者がいなくても導入が可能です。それに伴い、開発にかかる時間も不要なので最短ルートでチャットボットの利用を開始できます。

    また、自社でシステムを構築する場合は、サーバーの維持費や管理コストも必要になりますが、ツールを使えばその点を気にする必要はありません。

    ノーコードツールのデメリット

    一方、ノーコードツールを利用するデメリットには、どのような点が考えられるのでしょうか?

    具体的には以下の点が挙げられます。

    • ツールのサービスが停止した時にツールを利用できなくなるため、有事の際に対応できなくなる可能性がある
    • ツールの導入時だけでなく、維持にも費用がかかる

    ツールに障害が発生した場合やメンテナンスがある時間帯には、ツールを使った作業ができません。また、すべてのデータがツール内に保管されていくため、自社の環境に落とし込むためには、別途、定期的にデータを出力して保存しておく必要が出てきます。

    また、チャットボットの中でもノーコードツールの場合は維持にかかるコストが大きくなりやすいです。チャットボットの導入によって無理が生じては本末転倒ですので、コスト面での検討は重要でしょう。

    チャットボットを開発するための時間や人手を割けない場合で、ある程度のまとまった費用を充てられるケースでは、ノーコードのチャットボットを導入することを前向きに検討するとよいかもしれませんね。

    次章からは、おすすめのチャットボットのツールをご紹介していきます。

    ノーコードでチャットボット導入できるツール

    ノーコードに対応したチャットボットのツールはいくつかあります。

    ここからは各ツールの特徴をご紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。

    チャットディーラー

    チャットディーラーは低コストで簡単に導入できるチャットボットです。

    チャットボットの中でも「シナリオ型」と「AI型」の2種類があり、特徴も異なりますのでそれぞれご紹介していきます。

    <シナリオ型>カスタマーサポート向け

    最初にご紹介するのは、カスタマーサポート向けのシナリオ型チャットボットです。

    シナリオの作成は簡単で、フローチャート方式で選択肢を当てはめながら視覚的にシナリオを作成できるようになっています。設定に抜け漏れがある場合は自動で知らせてくれるので、運用を開始する前の段階で設定のミスを減らすことができることも利点の一つです。

    複数のサイトにチャットボットを設置できるうえに、訪問中のページURLに応じて異なるシナリオを出し分けることもできるので、設置したい箇所が複数ある場合もおすすめでしょう。

    低コストで導入できるチャットツールなので、「なるべく費用を抑えたい」というケースでは、選択肢の一つとして検討してみるとよいでしょう。

    <カスタマーサポート向け>チャットディーラーの詳細はこちら

    <AI型>社内ヘルプデスク向け

    もう一つが、社内ヘルプデスク向けのAI型チャットボットです。

    あらかじめ400種類以上の社内向けFAQのテンプレートが用意されているため、運用前に一からテンプレートを作る手間がありません。さらに、このテンプレートはAIが学習済みでデータ整備が不要なので、通常のAI型チャットボットのツールよりも導入コストがかからない点も魅力の一つです。

    社内での利用を想定しているため、人事・総務、経理、労務、情報システムなど複数の部署で一元的にチャットボットを利用ができます。ビジネスチャットとの連携ができるため、慣れ親しんだインターフェース上にチャットボットを設置することで、社内での利用促進も見込めるでしょう。

    AI型のツールの中では、低価格で導入できる点も大きなメリットです。AI型の導入を検討していて、可能な限りコストを抑えたい場合はおすすめのツールといえます。

    <社内ヘルプデスク向け>チャットディーラーAIの詳細はこちら

    KUZEN

    KUZEN

    AI型のチャットツールで、マーケティング、カスタマーサポート、社内ヘルプデスクと多方面での利用に対応したチャットボットのツールです。

    24時間、サイトでの接客やカスタマーサポートをチャットボットが対応することで、売上や顧客満足度の向上が期待できます。

    カスタマイズの拡張性が高く、チャット画面のデザイン設定や外部システムとの連携に幅広く対応できる点が、KUZENの強みです。また、導入前後のサポート体制が充実していて、最短1ヶ月と短い期間で本格的にリリースできるところもメリットの一つといえるでしょう。

    ノーコードAIチャットボット|KUZEN
    https://www.kuzen.io/

    Chamo

    Chamo

    マーケティング強化、カスタマーサポートの効率化を同時に実現できるチャットツールです。

    シナリオはドラッグ&ドロップで直感的に作成できるだけでなく、チャットのやりとりを通じたユーザー情報の確認ステップをシナリオに組み込むことで、ヒアリングの自動化も可能になります。

    他にも、ユーザーのフォーム入力をアシストすることで、ユーザーがストレスを感じることなくフォーム入力を完了できる機能も用意されているため、CV率の向上も期待できるでしょう。

    マーケティング、カスタマーサポートの両方に課題を抱えている場合におすすめのチャットボットのツールといえます。

    導入数4500社以上!国産チャット型Web接客プラットフォームNo.1 Chamo
    https://chamo-chat.com/

    hachidori

    hachidori

    マーケティング、カスタマーサポート、社内ヘルプデスクとマルチに活用できるチャットボットのツールです。

    シナリオを簡単に作成できることはもちろん、個々のシナリオに対して、ユーザーがとったアクションに応じた細かな設定もできるため、シナリオ全体を通して最適なフローの作成ができます。

    チャットボットとの会話の中から取得したユーザーの情報を保存できるため、保存した情報に基づいて、そのユーザーに適した情報提供や接客ができるようになる点も強みといえるでしょう。

    その他にも、API連携や、シナリオだけで対応ができないケースに備えたQ&Aを登録しておき、シナリオ外のキーワードを検知するとそのQ&Aから回答を返すこともできるなど、多彩な機能を備えています。

    hachidori(ハチドリ)| プログラミング不要のチャットボット開発ツール
    https://hachidori.io/

    hitobo

    hitobo

    AI搭載のログ型チャットボットで、表記ゆれを事前に学習させることであらゆるユーザーからの問い合わせに対応することが得意なツールです。

    導入時はFAQを用意して管理画面で入力するか、CSVでアップロードするだけでチャットボットを作成できます。多くのツールではシナリオの作成が必要な場合が多く、そのぶん導入にも時間がかかりますが、hitoboであれば既にFAQのデータがある場合はスムーズに導入ができるでしょう。

    チャットボットによる24時間の対応や、有人対応への切替も可能なので、カスタマーサポートの人員を割くことなく顧客満足度を向上させる効果を期待できます。

    チャットボットのhitobo(ヒトボ) | アディッシュのチャットボット(ChatBot)サービス
    https://hitobo.io/

    チャットボットをノーコードで導入する前に

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    これまでご説明してきたように、チャットボットを最大限に活用するためには、チャットボットでの対応に適したケースに当てはまっていることと、導入するツールの選定が重要でした。

    とはいえ、チャットボットの導入にはある程度の費用がかかることに加えて、運用を始めるとなれば、チャットボットに求める役割(=チャットボットに必要な機能)や成果は異なります。

    目的を明確にし、必要な作業や時間を理解したうえで導入を決めることが重要です。このステップを省略して安易に導入を進めると、想定外が増えて失敗につながるおそれがありますので、注意が必要といえます。

    ここからは、ノーコードツールを導入する前に検討すべきポイントについて、詳しく紹介していきます。

    AI型かシナリオ型か決める

    チャットボットには、「シナリオ型」と「AI型」があります。

    シナリオ型がおすすめなのは、質問がある程度パターン化されている問い合わせが多い場合です。

    シナリオ型はあらかじめ用意した選択肢をチャットボットが投げかけて、ユーザーがそれに答えることで質問内容を絞り込んでいくタイプです。運用にあたっては、フローチャート形式で当てはめていくだけなので、負担なく構築できる点が特徴といるでしょう。

    一方、AI型がおすすめなのは、ユーザーから寄せられる質問の内容が広い範囲に渡る場合や、人間同士のような自然な会話形式で接客をしたい場合です。

    ユーザーは自由に質問を入力し、AIはキーワードや文脈を把握しながら最適な回答を提示してくれるため、シナリオ型よりさらに高機能なチャットボットといえるでしょう。

    必要な機能を洗い出しておく

    チャットボットができることは、どのツールも「ユーザーの質問に対してチャットボットが回答へ導く」ことです。

    この点においてはどのツールも大きな差はありませんが、回答へのたどり着き方やユーザーとのコミュニケーションのしかたといった機能面は、選ぶツールによって大きく変わる部分です。

    チャットボットを導入する目的を明確にすることで、どの機能が必要になるのか把握できるようになります。今の状況を整理したうえで、最適なツールを吟味するとよいでしょう。

    他ツールとの連携について考える

    必要な事項を洗い出したら、最後は導入済みのツールとの連携性を確認します。

    たとえばチャットボットの導入目的が「カスタマーサポートの対応」であれば、顧客管理システムのCRMとの連携性が必要になりますし、「ウェブでの接客対応」であればECサイト関連のシステムと連携することも考えられます。

    チャットボットを組み込みたいツールとチャットボットが連携していなければ、いくらツールが便利でも目的を達成することができません。ツールによって連携しているシステムにも違いがありますので、機能の確認とあわせてチェックしましょう。

    まとめ

    チャットボットの導入が進む中、プログラミングなしで導入できるツールも増えてきました。

    チャットボットは主に、カスタマーサポート、営業・接客、社内ヘルプデスクで利用されることが多く、簡単に高機能なチャットボットを導入できる一方で、導入前には目的や必要な機能を洗い出して、必要要件を備えたチャットボットのツールを選ぶことが重要でした。

    状況によって選ぶべきツールは異なるうえ、コストも決して安くはありません。ツールを慎重に選定し、余裕をもって導入することで、その後の運用も成功へと導いていけるでしょう。

    • 執筆者:ボットマガジン編集部
    • この記事を書いた人

      ボットマガジン編集部

      ボットマガジン編集部です!チャットボットについて、タイムリーでお役立ちな情報をお届けします。

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