【23年版】チャットボット21社徹底比較!~無料ツールや特化型など分類別に紹介~

「チャットボットの種類が多すぎる…!」
「比較するとき何をポイントにしたらいいの…?」
チャットボットの導入企業は年々増えており、比例するようにチャットボットを提供するベンダー(業者)も増加しています。
多種多様なチャットボットから好きなものを選べるようになった反面、導入を検討している企業にとっては選定が大変になったともいえるでしょう。
しかも、仮にきちんと検討せず導入した場合、設定やメンテナンスが難しかったり、希望する運用がかなわなかったりする可能性もあります。
そのため、チャットボットを導入する際は、きちんと比較検討することが重要なのです。
本記事では、チャットボットの比較ポイントをわかりやすく解説し、導入目的に合ったチャットボットツールを紹介いたします。
おすすめのチャットボットツールはこちら
チャットボットの導入メリットをおさらい
チャットボット導入による企業のメリットについて、改めておさらいしておきましょう。
社内/社外の問い合わせ対応を効率化
チャットボットを導入する代表的なメリットが、「情シスや総務などの管理部門に寄せられる従業員からの社内問い合わせ対応」や「コールセンターに顧客から寄せられる問い合わせへの対応」といった、社内外の問い合わせ対応を大幅に効率化できることです。
有人での問い合わせ対応も重要な業務ですが、件数が増えると全ての問い合わせに対して有人対応を行うと担当者の負担増・業務効率低下を招き、対応のレスポンスや品質も低下してしまいます。
チャットボットを導入すれば、有人でなくとも良い問い合わせを代替させることができるため、担当者は重要な問い合わせ対応のみに集中したりコア業務へ充てる時間を確保したりすることが可能となります。また、チャットボット上にナレッジを集約することにより、対応品質を標準化して属人化を防ぎ、問い合わせ対応の待ち時間短縮・対応スピードの向上等も実現することが可能です。
社内外の利用者はスムーズに回答を得られるようになり、担当者は業務効率・生産性が向上するなど、社内外の問い合わせ対応を効率化すれば多くの人がメリットを得ることができます。
CVR向上による売上アップ
チャットボットを用いたWeb接客やEFOにより、CVRを向上させて売上アップを実現できます。
せっかくユーザーがWebサイトを訪れても、問い合わせや注文に至る前に離脱してしまうケースは少なくないでしょう。
チャットボットを導入することで、まだコンバージョンしていない匿名の訪問者にもアプローチすることが可能になります。
実店舗のような接客をオンライン上で行うWeb接客や、ポップアップによるキャンペーン情報の提示など、訪問者の購買へのあと一歩を後押しできます。
また、問い合わせフォームの機能を搭載したチャットボットでは、まるで会話をするかのような自然さで面倒なフォーム入力を完了できます。
結果、EFO施策としてフォーム完了率を向上させることにより、CVR向上を実現するのです。

チャットボットの比較ポイント
きちんと効果がでるチャットボットを導入するため、どのようなポイントを押さえて比較検討すればよいか解説いたします。
難しそうに思えますが、全部で5つと片手に収まる程度なのでご安心ください。
「AI(人工知能)」の有無
チャットボットは、AI(人工知能)を搭載している「AI型」とAIを搭載していない「シナリオ型(ルールベース型)」の2種類に分けられます。
AIの有無によって、費用や機能面で大きな差が生まれるため一番大切な比較ポイントといえるでしょう。
それぞれのメリットとデメリットをまとめているので、詳細は下記の図をご覧ください。
種類 | メリット | デメリット |
---|---|---|
AI型 |
■質問内容を正しく解釈できるので、正確な回答を導きやすい ■類義語を登録するメンテナンスの工数を削減できる |
■初期データを投入と調整が必要で、運用開始まで時間がかかる ■ある程度は人間によるメンテナンスも必要 ■価格が高い |
シナリオ型 |
■設定が簡単で効果が出るまでの期間が短い ■ルール通りに回答するため突拍子もない回答をすることがない ■価格が安い |
■ルールとして設定していない質問には回答できない ■メンテナンスはすべて手動で行う必要がある |
AIを搭載していると何ができるのか
AIを活用することでシナリオ型に比べて回答精度の向上が実現できますが、具体的にAIは以下の点において効果を発揮しています。
-
入力された文章の解釈
ユーザーが入力した文章に対して、文章を正しく解釈することで正しい回答と紐づけできる
-
表現のゆらぎを吸収
「Excel」と「エクセル」といったユーザーごとに異なる表現を同一のものだと認識できる
-
柔軟な対話が可能
シナリオ型のように型にはまった会話ではなく、学習を重ねることでより自然で柔軟な会話が可能。ユーザーは少ないアクションで回答に到達できるようになる
導入目的とツールの方向性
メリットで解説したように、チャットボットがもたらす効果は2つあり、ツールによってどちらを重視しているかが異なります。
一方は、管理部門やサポート部門において社内外の問い合わせ対応を効率化するもの、もう一方は、Web接客などで顧客との接点を増加させCVRを向上させて売上アップを狙うものです。
ただ、チャットボットの基本的な機能を用いればどちらもある程度は達成することができるので、Webページではどちらも並列して紹介されていることも多いです。
――どちらも達成できるのであれば悩む必要ないのでは?
当然そう思われるのでしょう。
しかし、方向性が分かると、今後の更なるアップデートに期待がもてます。
導入して終わりではなく、本番は導入してからなので、自社の方向性と合致したチャットボットを選ぶことが長期的なメリットを生むのです。
機能
導入目的・ツールの方向性について比較を行ったら、更に一歩踏み込んで、チャットボットに実装されている各機能について比較していきましょう。
チャットボットは製品によって搭載されている機能が異なり、さらに同じ機能でも製品ごとに性能や使い勝手などに差が見られます。そのため、製品の機能については細かく比較検討を行い、自社の目的・用途・導入要件を満たしてくれる機能が備わった製品を選ぶことが重要となります。
製品にデフォルトで備わっている機能だけでは要件を満たせない場合もあるため、追加開発の可否やカスタマイズ性も含めてチェックしておきましょう。
費用
チャットボットはほぼ全てがクラウドサービスで、利用には初期費用と月額費用がかかります。
また、提供業者によっては別途費用がかかる場合があるため、どこまでが基本料金に含まれるかの確認は重要です。
チャットボット導入にあたり、下記はきちんと確認しておきましょう。
・初期費用
→利用環境の構築費用。初期費用が無料でも月額費用に上乗せされている場合もあるので注意。
・月額費用
→毎月支払う利用料。固定料金とPV数や従業員数に応じて従量課金の体系をとるツールがある。
・設定費用
→チャットボットの設定にかかる費用。基本無料ですが、有償で代行する業者もある。
・サポート支援費用
→サポートを受けるのにかかる費用。価格が安いツールはサポートがマニュアルのみという場合もあるので注意。
・機能拡張にかかる費用
→外部ツール連携や機能拡張にかかる費用。運用する上で必須の場合は、月額料金に上乗せされる場合がある。
外部ツール連携
チャットボットで得た情報を外部ツールに蓄積したり、ビジネスチャットなどのインターフェース上でチャットボットを利用したい場合、希望するツールと連携できるかが重要です。
下記との連携を希望するケースが多く、あてはまる場合は事前に確認しておきましょう。
・顧客データベース
・LINE公式アカウント
・ビジネスチャット(Microsoft Teams、LINE WORKS、slackなど)
サポートの有無
機能ばかりに目が行きがちですが、サポートの有無は非常に重要です。
特に、「専任のサポート担当がいるのか」「レスポンスの速さはどうか」を確認することをオススメします。
営業マンがサポートも兼任している場合、やはり専任のサポート担当に比べて対応が遅れがちです。
また、レスポンスの速さについて調べたいときは、お試し環境を利用して実際に不明点を問い合わせてみるとよいでしょう。
サポートを利用するときは、「チャットボットを利用していて困ったとき」です。
今すぐ解決したいことがスムーズに解消されるかは、サービスをストレスなく利用する上では非常に重要だからです。
ここまで、チャットボットを比較するポイントを解説しました。
続いて導入目的に合わせたチャットボットツールを紹介いたします。
用途限定!特化型チャットボット3選
チャットボットには用途を特化したツールが存在します。
特化していると利用できる範囲がせまいのでは?と思うかもしれませんが、目的に合ったツールであれば細かい気配りが行き届いているため、むしろ快適に利用することが可能です。
社内問い合わせ対応に特化!「チャットディーラーAI」
「チャットディーラーAI」は、総務人事や情シス、経理や労務などの管理部門に特化したAIチャットボットです。
管理部門のよくある質問について、400種類以上のテンプレートを搭載しており、回答を設定するだけですぐに使い始めることが可能です。
また、AIチャットボットのネックとしてあげられる初期導入時のコストについても、社内問い合わせに特化することで事前に学習済みです。結果、すぐ利用できるにもかかわらず、最初から高い回答精度を実現しております。
社内専用AIチャットボット「チャットディーラーAI」│
電話・メールの問い合わせ対応を楽にするチャットツール
https://www.chatdealer.jp/
カスタマーサポートに特化!「KARAKURI」

「KARAKURI」はカスタマーサポート業務に特化したAIチャットボットです。
最大の特徴は、「チャットボットの正答率95%実現を保証」していることです。
蓄積された情報だけでなく、常時フィードバックを反映した新たな知見によるアップデートが、この数字を支えています。KARAKURIでは、有人対応との混合型システムの構築が可能で、対応の振り分けにより人材のコア業務への集中と顧客の要望に寄り添った対応との両立を図れるでしょう。
また、 CS業界経験者による現場感覚を伴ったサポート体制により、顧客の状況に合った手厚い支援が期待できます。 さらに、「ISO/ IEC 27001」の取得により、セキュリティ面も安心できます。
KARAKURI (カラクリ) | カスタマーサポート特化型AI搭載チャットボット
https://karakuri.ai/
離脱防止に特化!「BOCHAN EFO」

「BOCHAN EFO」は、入力フォームとチャットボットを掛け合わせて、売上と成約率に貢献するシナリオ型チャットボットです。
サイトの流入が増えてきたがCVが伸びない課題に対して、会話型の入力フォームでCVRを向上させることが可能です。
また、シナリオやデザインのABテストを簡単に実施することが可能で、チャットの効果をさらに高められるでしょう。もちろんレポート機能で各項目の回答率も分析可能です。
入力フォーム離脱防止の新常識|BOTCHAN EFO
https://botchan.chat/product/efo
無料プランがある!無料チャットボット2選
数は非常に限られますが、無料プランがあるチャットボットもございますので紹介いたします。
無料チャットボットツールは、利用できる期間や機能制限がある場合があるため、事前に確認しておきましょう。
有望なリードの見極めやミーティングの予約で活躍!「HubSpot」

「Hubspot」は、CRM(顧客管理ツール)の機能としてシナリオ型チャットボットを提供しています。
目的に応じたボットのテンプレートが搭載されているので、利用目的にあったチャットボットをすぐに作成することが可能です。CRMと統合されているため、顧客データの情報をもとに個別のメッセージを送信するだけでなく、チャットボットの会話データで集めた情報を蓄積することもできます。
<出典>HubSpot
https://www.hubspot.jp/products/crm/chatbot-builder
予約受付や求人エントリーで活躍!「anybot」

「anybot」は、LINEやWeb、Messenger上で利用できるシナリオ型チャットボットです。
UI/UXに優れているため、チャットボットを超える接客体験を提供可能で離脱の防止に貢献できます。また、高度なカスタマイズ性を持ち、自社の希望に沿ったチャットウィンドウをお手軽に設定できる点も魅力です。
<出典>anybot
https://anybot.me/
AIの有無×ツールの方向性!分類別チャットボット16選
特化型・無料プランのおすすめチャットボットを紹介しましたが、その他にもチャットボットツールは沢山存在します。
「AI型」と「シナリオ型」、「問い合わせ対応の効率化」「CVR向上」にカテゴリ分けしてご紹介しますので、自社の運用に合ったチャットボットを探してみてください。
チャットボット16選のカオスマップ
チャットボット16選をカオスマップで視覚的に表すと下記になります。
続いて、それぞれのカテゴリごとにおすすめチャットボットを紹介しています。

続いて、それぞれのカテゴリごとにおすすめチャットボットを紹介しています。
希望カテゴリに属するチャットボットをぜひご覧ください。
AI型×問い合わせ対応の効率化
AIを搭載しつつ、問い合わせ対応の効率化を目的としたチャットボットを紹介いたします。
hitTO

「hitTO」は、オリジナルAIとIBM製のAIである「IBM Watson」という2つのAIを活用したハイブリッド型チャットボットです。2つのAIの長所を融合させることで回答精度の向上を図り、業務効率化と顧客満足度の改善を実現できます。
ユーザーからの評価・フィードバックを活かした自動学習機能により回答精度の向上が図れるhitTOは、直感的操作ができる管理画面によりメンテナンス性にも優れます。デバイスを選ばないユーザーインターフェイス、さまざまなビジネスチャットとの無料連携は自在なカスタマイズを可能にし、活用の場をさらに拡げてくれるでしょう。
またhitTOは、導入後の運用支援メニューも充実しています。専任担当がついて導入時のチューニングからニーズの聴き取り、さらには他社成功ノウハウの伝授まで多面的なサポートを受けることができるため、はじめてチャットボットを導入するという企業も安心できるでしょう。
社内向けAIチャットボット「hitTO(ヒット)」
https://hitto.jp/
QuickQA

QuickQAは、2015年設立の株式会社エーアイスクエアが提供するAI型チャットボットです。
日本語を得意とする純国産のシステムで、最先端の自然言語処理技術により、少ない学習データでも言葉のゆらぎを学習し、ふさわしい回答を提示することが可能です。
従来型のキーワードマッチ方法ではない、独自のAIエンジンが質問文の表現の差異を吸収し、回答文の精度を高く表示することができます。従来、機械学習は一部のエンジニアしか取り扱えないものとされてきましたが、QuickQAは直感的に操作可能な管理ツールで、専門的な知識のない人でも簡単に学習作業を行うことを可能にしました。
また、Office365やWebチャットなどのコミュニケーションツールと容易に連携できるため、新しいツールの導入や社員教育が不要です。
QuickQAは、無料でトライアル利用することができます。無料期間や利用できる機能など詳細は、お問い合わせください。
QuickQA AI自動応答システム | AI SQUARED
https://www.ai2-jp.com/package01/
BEDORE

BEDOREは、2016年設立の株式会社BEDOREが提供するAI型チャットボットです。
深層学習と日本語固有の自然言語処理技術による構文解析を取り入れたアルゴリズムで、延べ5,000万人の会話ログを分析し、高精度のユーザーの意図理解を実現しています。
また、会話ログを業界別に整備することで業界用語に対応し、導入の初期段階から認識力の高い対話能力を有します。ユーザーの話し言葉を理解し、最も適した回答を行うチャットエンジンを搭載しています。
完結率の高い自動対話により、コールセンターのオペレーターの負担低減や24時間365日対応などで高い効果を発揮するでしょう。
BEDOREは、無料トライアルも用意されているので、利用してみるといいでしょう。
BEDORE(べドア) | AIカスタマーサービスソリューション
https://www.bedore.jp/
AIさくらさん

AIさくらさんは、1993年設立の株式会社ティファナ・ドットコムが提供するAI型チャットボットです。
各種分析結果やレポート機能が充実しており、導入・設定・運用が手間なくスムーズに行えることが特徴です。業務日報の作成と管理、社内ヘルプデスクの対応以外にも、受付対応(コンシェルジュ)、インバウンド接客、社外からの問い合わせ、Web接客・Web集客など幅広い業務で効果を発揮します。
音声やテキストで話しかけることで、人間の言葉を理解してすぐに応答し、返答に関してはテキスト情報以外にもエクセルやpdf、動画などのデータと一緒に提示することができます。個別対応が必要な場合には、AIさくらさんが自動応答している途中で有人オペレーターに対応を引き継ぐこともできます。
AIさくらさん: 人工知能(AI)搭載キャラクター「さくら」による接客システム
https://tifana.ai/
OKBIZ. for AI Chatbot

OKBIZ. for AI Chatbotは、1999年設立の株式会社オウケイウェイヴ(OKWAVE, Inc.)が提供するAI型チャットボットです。
高度なAIを活用し、チャットサポート業務に特化しているのが特徴です。
Q&Aサイト「OKWAVE」の3,600万件以上あるQ&Aデータを言語データとして学習済みなので、一般的な単語の関連性やさまざまな言い回しを知識化して保持しています。なお、顧客からの問い合わせ内容を理解できないときは、自動的に再度ヒアリングを行います。
また、あらかじめ豊富なデータから機械学習を重ねた状態で納品されるため導入初期から実用性が高く、導入後も機械学習を自動的に重ねていきます。
OKBIZ. for AI Chatbotでは、14日間の無料トライアルが用意されています。導入前に、機能や操作性を試しておくといいでしょう。
OKBIZ. for AI Chatbot | 最も信頼されているサポートソリューション
https://www.okbiz.jp/solutions/okbiz-ai-chatbot/
My-ope office

My-ope officeは、株式会社mofmofが提供する総務・人事向けのAIチャットボットです。
社内用語や環境に合致するよう独自のエンジンを搭載しており、汎用的なチャットボットに比べて構築の手間を削減できるのが特長です。
また、簡単ではありますがテンプレートの用意もあるため、これからFAQを精査する方にとっては役立つでしょう。
また、スケジュールやタスクの管理、運用方法の提案など支援も豊富で、社内公開までサポートしてもらえます。
誰でも簡単!社内問い合わせ専用チャットボット My-ope office
https://www.my-ope.net/
AI型×CVR向上
AIを搭載しつつ、CVR向上を目的としたチャットボットを紹介いたします。
hachidori

「hachidori」は、運用面での柔軟性の高さが際立つチャットボットサービスです。シナリオ・フリーワード・有人チャットなどさまざまな機能を組み合わせたボットの構築ができるため、カスタマーサポートからAPI連携を駆使したマーケティングまで、広範囲の業務での活用が見込めます。
LINEをはじめとする、さまざまなプラットフォームとの連携も可能です。クエリ機能やアナリティクス機能をうまく活用することで、ユーザーのニーズにあった情報提供が実現します。また、キャンペーン配信機能により効果的な情報配信が目指せるため、販促に注力したい企業にもおすすめです。
さらに、カスタマー窓口が万全のサポートを行ってくれるため安心です。セキュリティに関しても、AWS WAF自動運用サービス「WafCharm」の導入により、最新の脅威にも素早い対応を実現しています。
hachidori(ハチドリ)| プログラミング不要のチャットボット開発ツール
https://hachidori.io/
AI.BiS

「AI.BiS」は、自社サイトに訪れた見込み顧客を獲得するためのBtoB企業サイト用の顧客獲得チャットボットです。
現在のサイト訪問者の中から大口の顧客を抽出して企業情報を表示したり、チャットの自動話し掛け機能により特定条件を満たした訪問者に営業活動することも可能です。
BtoB企業の売上拡大とコスト削減を実現するための機能拡充に努めているため、リード獲得を目的とした企業様にとっては、今後の更なるバージョンアップも含めておすすめできるツールです。
また、AI.BiSでは導入前に、無料トライアルで機能性や操作性を試すことができます。
AIチャットボットAI.BiS(アイビス) | BtoB企業サイト用顧客獲得ツール
https://aibis.info/
シナリオ型×問い合わせ対応の効率化
シナリオ型で、問い合わせ対応の効率化を目的としたチャットボットを紹介いたします。
Parot

Parotは、2008年設立の株式会社メフィラスが提供するLINE公式アカウントのシナリオ型チャットボット作成サービスです。
Parotは選択形式で自動応答するチャットボットで、誰でもすぐに簡単にLINE@でチャットボットが作れます。まずLINE@を用意してWebサイトから申し込み、登録完了時に送られるログイン画面に進みます。次に、LINEのトーク画面でチャットを自動でやり取りさせる質問や回答を設定。最後に画面上でシナリオの分岐を設定し、キーワードの設定をしたら公開するだけで完了です。
チャットボットの応答数が月1,000件以内なら、初期費用・月額費用ともに無料で始められます。
Parot | LINE公式アカウントのチャットボット作成サービス
https://parot.jp/
hitobo

アディッシュ提供の「hitobo」も導入が簡単なチャットシステムです。既存のFAQを入力するか、CSVでアップロードするだけでチャットボットが完成します。イチからシナリオ構築を行う必要がないため、導入期間を大幅に短縮することができるでしょう。
自動認識機能による表現ゆれへの自動対応・24時間不休の問い合わせ対応・自動振り分け機能などにより、顧客満足度の向上はもちろん、対応にかかる手間と人件費の削減も期待できます。CSV形式でのLINE・Facebook Messenger・Webサイトとのスムーズな連携も可能です。
hitoboは、バージョンアップにも積極的で、たとえばチャットログ自動分析による改善支援機能の追加により、導入後の修正に要する時間と作業負荷を大幅に削減できるようになりました。
また、hitoboには、無料トライアルが用意されています。
チャットボットのhitobo(ヒトボ) | アディッシュのチャットボット(ChatBot)サービス
https://hitobo.io/
シナリオ型×CVR向上
シナリオ型で、CVR向上を目的としたチャットボットを紹介いたします。
chamo

「chamo」は、ECサイトを中心に累計で4,500社以上の導入実績がある国産チャットボットツールです。登録から利用開始までに要する時間はわずか5分と簡便さは群を抜いており、導入ハードルがとても低いといえます。
chamoに搭載されている「自動話しかけ機能」では、サイトを訪問したユーザーに、状況に合わせてダイレクトメッセージを配信することができます。この機能をうまく活用することで、顧客満足度の向上も実現できるでしょう。
国内拠点でのサーバの厳重な管理・通信のSSL暗号化により、セキュリティ面も安心です。チャットやメールでの相談には、サポート担当が素早くかつ丁寧に対応してくれるため、スムーズに運用することができるでしょう。
導入数4500社以上!国産チャットツールNo.1 Chamo
https://chamo-chat.com/
qualva

株式会社PROFESSY提供の「qualva」は、新規顧客獲得に特化したチャットボットです。対話形式でユーザーのフォーム入力を支援していくため、離脱率低下によるコンバージョンの向上が目指せるでしょう。シナリオ型ボットが全ての過程を全自動応答しますので、オペレーションコストの削減も期待できます。
熟練のUIデザイナーの手によるユーザーファーストのデザインは、自在なカスタマイズと快適な操作性を実現しています。送配信・開封のリアルタイムでの結果確認ができる効果測定機能により、品質向上への修正も迅速に行うことができるでしょう。
また、qualvaでは周到なセキュリティ対策が施されており、プライバシーポリシーの制定やPCI-DSSの取得など、顧客情報の徹底管理を実現しています。
qualva(クオルバ)|「コンバージョンチャットボット」-新規顧客獲得率No.1-
https://qualva.com/
ChatBook

ChatBookは、2016年設立の株式会社チャットブックが提供するシナリオ型チャットボットです。豊富なテンプレートを用いて流入したリードの理解を深めニーズを引き出します。
チャットの離脱ポイントを可視化し、広告ごとのコンバージョンを分析することでコンバージョン率の改善を支援してくれます。SNS上のプロファイルに加えてチャットでもユーザーの興味や関心をヒアリングし、マーケティング戦略立案にも寄与するでしょう。
また、100万件以上の会話データからリードをスコアリングして確度を自動判定することで、効率的なアポ獲得率の向上が可能です。さらに、マーケティングオートメーションツールのMarketoと連携し、マーケティング施策やデータの一元管理を実現します。
SNS広告からの流入に自動対応 育成もできるチャットボットサービス|ChatBook
https://chatbook.ai/jp/
zeals

zealsは、2014年設立の株式会社Zealsが提供するシナリオ型チャットボットです。
zealsでは、会話構築から導入・運用までzeals社が一括で請け負います。チャットボットの性能を左右する会話構築を、ユーザーに代わってプロのコミュニケーションデザイナーがヒアリングして構築するため、ユーザーがやることはWebサイトと連携するのにタグを埋め込むだけです。
ランディングページ内や各種サイトへLINEやFacebook Messengerなどのチャットリンクを設置することで、ユーザーをシームレスに誘導し、とりこぼしを防いで商品購入、資料請求、会員登録に至るCVRを改善できます。
ジールス(Zeals) ※旧fanp|業界シェアNo.1 チャットコマース
https://lp.fanp.me/
Engagebot

Engagebotは、2014年設立の株式会社REACTが提供するLINE/Facebookボットの、MAシナリオ型チャットボットです。
一般的なWeb広告とは異なり、LINE/Facedbookボッドで一度友達になったユーザーに対して継続的なアプローチが可能な新しいマーケティングツールです。
従来、企業公式アカウントによるLINE/Facebookはユーザーに対して一方的に情報を発信するだけでしたが、Engagebotにより双方向のコミュニケーションが可能になります。
Engagebotの主な機能には、グループ拡散機能やヒアリング機能、診断機能、クイズ機能、時間別メッセージ配信などがあります。
Engagebot
https://www.engage-bot.asia/
sinclo

Sincloはメディアリンク株式会社が提供するチャットボット型Web接客ツールです。
Webマーケティングに活用することで、チャット内でコンバージョンを発生させるだけでなく、離脱の防止や見込客の発掘にも寄与します。
シンプルでわかりやすいUI/UXが特長で、マニュアル不要で直感的に操作できる点も強みでしょう。
14日間の無料トライアルも用意されているので、契約前に使い勝手を確かめたい方は事前にお試しすることが可能です。
また、様々な外部サービスとも連携しており、普段お使いのサービスと簡単に連携ができます。
ノーコードでできるチャットボット型Web接客ツール「sinclo」でWebサイトの効果を最大化
https://sinclo.medialink-ml.co.jp/
チャットボット21選の分類まとめ
先に紹介したチャットボット16選に加え、特化型・無料型を含めて分類ごとにまとめております。
用途を限定した特化型チャットボット
特化領域 | サービス名 | 料金 |
---|---|---|
社内問い合わせ対応 |
要問い合わせ(固定料金) |
|
カスタマーサポート |
要問い合わせ |
|
離脱防止 |
Minimum:11,000円/月 |
|
無料プランがあるチャットボット
無料プランの有無 | サービス名 | 料金 |
---|---|---|
有り |
要問い合わせ |
|
有り |
要問い合わせ |
|
問い合わせ対応の効率化向けチャットボット
AI型orシナリオ型 | サービス名 | 料金 |
---|---|---|
AI型 |
要問い合わせ(従業員数課金) |
|
AI型 |
初期費用:100万円 |
|
AI型 |
要問い合わせ |
|
AI型 |
初期費用:90万円 |
|
AI型 |
要問い合わせ |
|
AI型 |
要問い合わせ |
|
シナリオ型 |
初期費用:無料 |
|
シナリオ型 |
要問い合わせ |
|
CVR改善向けチャットボット
AI型orシナリオ型 | サービス名 | 料金 |
---|---|---|
AI型 |
要問い合わせ |
|
AI型 |
要問い合わせ |
|
シナリオ型 |
要問い合わせ |
|
シナリオ型 |
要問い合わせ |
|
シナリオ型 |
要問い合わせ |
|
シナリオ型 |
基本料金は無料 |
|
シナリオ型 |
要問い合わせ |
|
シナリオ型 |
要問い合わせ |
|
チャットボットの選び方フローチャートマップ
ここまでの説明をもとに、自社にあったチャットボットを選ぶためのフローチャートを作成してみました。
自社の希望内容に応じてどのようなチャットボットを選ぶべきか目星をつけていただければ幸いです。
改めてチャットボットを探し始める前に
いきなりチャットボットを探し始めることだけは絶対にやめましょう。
なぜなら、チャットボットツールはご存知のとおり膨大な数があるため、判断基準がないままサービスサイトを眺めていたら時間がいくらあっても足りないからです。
「このツールは自社の目的を達成できるか?」の判断基準をもつためには、事前準備が必要です。
まずは、チャットボットを探したい気持ちを抑えて、現状の把握・分析を行います。
チャットボットでどんな目的を達成したいのか?
チャットボットを検討するにあたり、「目的」を明確化しましょう。
一般的に下記のような目的をもってチャットボットを導入される方が多いですが、どれに当てはまるでしょうか。
もちろん、目的は1つではなく複数になることもあります。
チャットボットで達成したいこと
- サポート部門の対応工数削減
- 社内問い合わせの対応負担削減
- WebサイトのCVR向上
どういうシーンで活用できるのか深掘りする
上記でどのような目的を達成したいかは確認できたと思います。次は、「実際の現場において、具体的にどういうシーンで活用できるか?」を追求していきます。
チャットボット導入のよくある失敗として、「思っていたより利用されなかった」「費用対効果が悪かった」などの声があります。
しかし、よく中身を見てみると、そもそもWebサイトに訪れる人数が少なかったり、チャットボットの自動回答では解決が難しい問い合わせだったりすることがあります。
そのため、下記の項目に従って、活用できるシーンを深掘りしてみましょう。
深掘りができたら、ある程度まででかまいませんので、どのくらい利用されるのか「頻度」を想定してみましょう。
問い合わせの対応件数を削減する目的であれば、実際の件数と所要時間を計測すると、より具体的に削減効果を想定することが可能です。
ここまでで、チャットボットを導入する目的、活用シーンを明確にできました。
続いて、チャットボットを導入するにあたり、どのくらいリソースを割けるかを3つの項目で確認していきます。
チャットボットに割くことのできるリソースを確認する
チャットボットの導入にあたり、自社リソースを3つの項目から確認することで比較をスムーズに進めることができます。
・予算
チャットボットは月額料金制のサービスが多いので、ランニングコストも加味して確認しましょう。
無料で提供されているサービスもありますが、利用できる機能に制限がある場合が多いため、有料サービスの導入がおすすめです。
・時間
チャットボットは大なり小なり設定に時間がかかります。
導入してからどれくらいで使い始めたいかを確認しましょう。
・人的稼働
設定をするためにどのくらい人的稼働をかけられるか確認しましょう。
また、一度設定して終わりではなく、効果を最大限発揮するには定期的な見直しが必要なことも加味しておきましょう。
こちらで「探し始める前に」のおさらいは以上です。
ツール選定の前段階として、必ず自社の状況を整理しておきましょう。
チャットディーラーAIのご紹介
チャットディーラーは、社内向けのAIチャットボットです。
>>【AI版】チャットディーラーAIの詳しい資料をダウンロード
社内の問い合わせ対応を効率化するAIチャットボットをお探しの方は、ぜひ一度一度お問い合わせくださいませ。
貴社の希望をヒアリングした上で、導入を成功させるための最適な提案をさせていただきます。
以上、この記事がチャットボット検討の道標になり、目的が達成されることを願っております。
チャットボットのQ&A
- AI型とシナリオ(ルールベース)型のどちらが良いですか?
- チャットボットはどのような項目で比較すれば良いですか?
- 導入前にトライアルできるのか?
-
この記事を書いた人
川口 雄治
法人向けクラウドサービスを提供する株式会社ラクスで、製品プロモーション・営業支援を担当。前職は無印良品の店長という少々変わった経歴。